高い屋根の男

昨晩、突然AppleIDの確認コードをメール受信したのだが、パスワード等を変更した覚えはなく、不思議に思っている。迷惑メールの一種なのかとも思ったが、以前IDを確認する際にやり取りをしたAppleのアドレスからメールが来ているので、どうやら本物らしい。

 

そもそも昨日は強風で飛ばされた屋根の一部に代わって昼間からずっと屋根瓦の間にハマっていたので、PCやスマホに触ってすらいない。あまりにも寒くて、そんな余裕がなかったのだ! となると、考えられる可能性はただ一つ……。

 

そう、並行世界だ。

 

正直、思い当たるフシもある。屋根に登って瓦の間に身体をねじ込んでいた時、確かに「俺は一体何をやっているのだ?」という、まるで自分の取ろうとしている行動=選択が間違っているのではないかという違和感を覚えたのだ。

 

おそらく、あの瞬間に俺の世界が分岐したに違いない。すなわち、屋根瓦として1日天を睨んで過ごした俺と、修理業者を呼んで対処してもらった俺とにルートが別れ、パラレルワールドが形成されたのだ!! であれば、身に覚えのないAppleIDの確認メールが送られてきたことにも納得がいく。だって、俺のAppleIDを確認したい人間が俺以外にいるハズがないではないか!!! そうか平行世界の屋根瓦にならなかったほうの俺の野郎、AppleIDを忘れちまったんだな? おっちょこちょいで可愛い奴だ……。

 

こっちの世界の俺宛にメールが来てしまったのも、ソフトバンクの回線の不具合か何かが原因なのだろう。そもそも、電波などという目に見えないモノを100%信じるのは無理がある。たまに元カノにメールを送るとなぜか自分に返ってくることがあるが、あれも並行世界の俺が受け取っていたのだと考えれば辻褄が合う

 

というワケで、なんだか話が横道に逸れてしまったが、ようやく今回のブログの本題に入れる。俺はこれを伝えたかったのだ。

 

 

うちの屋根瓦がどこへ飛ばされたか、

 

ご存知の方いましたらご連絡ください。

 

ー了ー