2021年の最初のブログタイトルが『精子について』で良いのだろうかと思うが、そんなことを考え始めたら過去10年間に書いた全てのブログ記事に対して反省しなければならなくなるので、ここは私の人生のポリシーである『反省は人生の無駄』を貫き通そうと思う。
精子というのは男に生まれたら最も愛着を抱く汁の一つではないだろうか? これほど体外に放出して気持ちが良い液体というのも他にない。仮に我々が射精の度にシケた気持ちになっていたら、人類の歴史は100年すら持たなかったであろう。
精子にまつわる逸話の中で私が強烈に記憶しているエピソードといえば、10代の頃、友人の集まりの中でT君が唐突に語り出した「俺さ〜、昨日の夜オナニーして寝ちゃってさ。もちろんティッシュで拭いたよ? 拭いたけどさ〜、朝起きたらアソコがすっげぇイカ臭くなってたんだよ! なんかもうイカなの!! 俺のアソコがイカ!!! でもさ、その匂い嗅いでるとマジでムラムラすんだよね。本能がその匂いをエロスだと感じ取ってるんだよ! 俺ってイカにもムラムラできるのかなぁ?」という話だ。
友人たちは口々に「ほんとキモいなお前…」「聞いてるだけ臭ってくるわww」「バカじゃねーのか?」とA君をなじり、私自身も「タコなら欲情できるがイカは絶対ない」とT君をバカにした。
……が、本当のことを言うと、
私は心の中ではこう思っていたのだ……。
(その気持ち、
メッチャわかるッ!!!!!)
だが、その香りはT君が言うように妙にエロい!!!! 故に、私は前夜に射精をして眠りについた翌朝、その淫靡なスメルをオカズに発情してもう一戦……ということも少なくない。例えるならば、昨夜のカレーを寝かせて翌日食べると妙に美味い、みたいなものだろうか!?
……。
やっぱ、2021年最初のブログが
精子じゃダメだわ……。
-完-