日経平均大幅安と呪詛

このブログを書いている13:15時点で、日経平均は悪夢の890円安。

以前にも記した通り私は日本株投資から撤退したワケだが、相場を引退するとは言わなかった。90万円もの損切りをさせられて簡単に引けるほど、私は諦めのいい男ではないのだ。それどころか藁人形を日本株に見立て、夜な夜な五寸釘を打ちつけて来たのだ!

 

というのも、私は〝ある仕込み〟をしていたからだ……。それは日経先物空売りである。日経平均株価が下がれば下がるほど利益が出る取引だ。米国の利上げも控えてるし下げる局面があるだろうと2月の頭に軽い気持ちで先物を売った際は、逆にスルスルと日経平均が上昇していきあっという間に含み損になり「日本株はどこまで俺をコケにするのだ!?」と五寸釘を握る手から力が抜けかけたが、そこで現れたのがあのプーチンだった。

 

ロシアの軍事侵攻で相場は急変。お前も空売りしてるんじゃないのかという勢いでプーチンは暴走を開始し、私が打っていた五寸釘とは比べ物にならない破壊力で日経平均は25000円台前半まで急落したのであった。そんなワケで世界の敵プーチンは、空売りをする私にとって希望の光となってしまった。結果、含み益は現在なんと120万円を超え、90万の損失を取り戻すどころか30万円もプラスになっている。まさか日本株投資で負った傷をプーチンが癒してくれるとは思いもしなかった。この世で一番ヒーリングから遠いであろう男にこれだけ世話になっては、売国奴と言われても仕方ないだろう。まぁアメリカ・アマゾンなどと名乗る人間に売国もクソも無いような気もするが……。

 

しかし、このままプーチンを放っておくわけにもいかない。

世話にはなったが暴走は止めなければならない。

 

そのように複雑な気持ちを抱きながら、私はプーチンを見立てた藁人形にドッカンドッカン五寸釘を打ちつけている。人間とはこうした矛盾をはらんだ生き物なのだ。だから今日、私と連絡がつかないというクライアントの皆さんも安心していただきたい。私は決して「120万も含み益がある上に、明日も株が下がればより利益が増大するんだから働かなくていいだろう」などと思っているワケではないのです。仕事を後回しにして最新ゲーム『エルデンリング』をプレイしているワケでもないのです。

 

世界の行く末を案じ、呪詛に傾注しているのです。