井上尚弥が帰ってくる

ボクシングのWBAIBF二団体王者である井上尚弥の2年ぶりとなる国内凱旋試合が決まった。

 

日本での最後の試合は、軽量級の偉大なる戦士ノニト・ドネアとの歴史に残る激戦である。この試合はWBSSという世界の強豪を集めたトーナメントのバンタム級勝戦であり、ビッグネームであるドネアを破り優勝した井上の名は世界に知られる事になった。

 

お気に入りのスケベビデオを何度も繰り返し見続ける下半身の奴隷だった青少年時代のように、私は今だにこの名勝負を繰り返し鑑賞しては悶絶している。井上×ドネアは日本ボクシング界における現時点での一つの頂点と言って良いだろう。 ポルノの世界では次から次へとエロスのビッグ・スターが現れ、昨日までは「神宮寺ナオこそ至高! 彼女を超えるAV女優は今後現れないだろう!」などと声高に叫んでいた私が翌日になると「やはり最強は石原希望! 彼女を超えるAV女優は今後現れないだろう!!」などと近所中に響き渡る大声を上げているのだ。通報ものである。

 

しかし、ボクシングの世界ではこうした主役交代はそうそう起きるものではない。ドネアとの試合から2年経った今も井上尚弥という存在は日本のボクサーのトップに君臨し続け、また世界のボクシングシーンからもその動向が注目されているのだ。そんなスーパースター井上の次戦の相手が、IBF6位にランクされているタイのアラン・ディパエンに決定した。

 

この一報を聞いた時、正直に言ってガッカリした。〝まるで超絶テクニックを誇る痴女が童貞を狩るようなものではないか〟……というのがこのマッチメークに対する私の率直な感想である。要するに、痴女である井上尚弥がいかにして童貞を弄ぶのかという観点でしかこの絡みを見る楽しみはない。いや、要していないばかりか井上尚弥は痴女ではないが……。少なくとも童貞の反応や喘ぎ声を楽しみにして痴女モノAVを鑑賞する人間はいないだろう。それほどにディパエンの戦績には目立ったところがなく、また過去の試合を見ても平凡な選手なのである。

 

そんなワケで、井上尚弥にはサクッとこのAVの収録を終えていただき、来年こそWBO王者のカシメロとの対戦やWBC王者ドネアとの再戦に期待したい。この二団体の王者を倒し四団体統一王者となって、早くスーパーバンタム級に階級を上げて欲しいのである。私が望んでいるのは、10kgもの減量から解放されよりパワーを増した最強痴女・井上尚弥なのだから……。