あっという間に12月。
1年を振り返る上で、今年耳にして感動した言葉を選出してみる事にした。
選考範囲は友人知人に限らず、赤の他人の会話も含める。
〜2016感動語大賞〜
第3位
『どろにんぎょうみたいだったんスよ』
これは熟女好きの後輩による風俗体験談を聞いていた時に出てきたセリフである。
「女はしおれてからが本番」が信条の後輩が思わずたじろいだほどの熟女。
彼はその時の様子をこう語ったのだ。
「いやぁ、出てきた熟女がもう、ドラクエの〝どろにんぎょう〟みたいだったんスよ」。どろにんぎょうとは、『ドラゴンクエスト』に出てくるモンスターである。
後輩曰く、「なんとか〝最後〟までできました。正直あのラインがギリギリですねw」とのこと。どろにんぎょうがギリOKなら、もう何でもイケるだろ。
第2位
『スクリームさんは地獄の王様』
これは姪っ子の発言である。ここで言う〝スクリームさん〟とは、映画『スクリーム』のあの人である。正直、地獄の王と呼ぶにはいささか迫力に欠ける気がするのだが……。
過去にも姪っ子はスクリームについて語っているのだが(下記ツイート参照)、相変わらず何故か知らないがスクリームは恐怖の対象の最上位にいる模様である。まぁ、「さん」付けになった分多少慣れているのかもしれないが……。
今日は姪っ子に理解不能な世の中の仕組みを教わった。例えば、「赤ちゃんは赤ちゃんの時に入院して、みんな1度は死んでいる」「悪い事するとえんま大王様に怒られるけど、いい子にしてるとカッコイイ話をえんま様がしてくれる」「えんま様はスクリームの手下」など。どういう世界観で生きてるんだよ。
— アメリカ・アマゾン (@America_Amazon) 2015年11月1日
5歳児と喋っていると、その突拍子もない発想や世界観に圧倒される事が多々ある。人間、誰しも子供の頃は天才なのだ。しかし年をとる度にその天才性は薄れ、やがて均一化されていく。
俺は姪っ子がティーンエイジャーになっても周囲に「えんま様はスクリームの手下だよ」などと吹聴して回る女性になって欲しいと強く願っているし、そのように育てていくつもりである。
第1位
『はぁ!? たくあんて大根だったのかよ?!』
俺がツイッターに投稿する内容は基本的に嘘・デタラメ・妄想と思われているだろうし事実その通りなのだが、実際に耳にした他人の会話を元にしているものも結構あったりする。
この「たくあん」のツイートも実際に山手線で聞いた会話であるが、一部脚色もしている。たくあんのくだりは本当に聞いた内容で、近くの席のギャルのくだりは俺の脚色である。ひとことつぶやくのも楽じゃないのだ。
「はぁ!?たくあんて大根だったのかよ?!」「ビビるだろ?たくあんの漬物が大根らしいんだよ。あ、逆か?大根の漬物がたくあんか!」と大声上げてるチャラ男達に触発されたのか、近くの席のギャル達も「たくあん…大根…マジ…?」と眉根を寄せて話し込み、山手線内にかつてない緊張が走っている。
— アメリカ・アマゾン (@America_Amazon) 2016年6月19日
『はぁ!? たくあんて大根だったのかよ?!』
見事1位を受賞したチャラ男達には、この先の人生で再び会う事があった時に高級たくあんを贈呈する予定である。もしこのブログをご覧の方の中に「あの時のたくあんの俺です!!」という方がいらっしゃったら、ぜひ名乗り出てください。
2017年も、このような素敵な会話に数多く触れられる年になりますように。
アーメン。