水玉模様のカエルの脚の端っこをそうっと爪でつまみ、わたしは意を決してそれを鍋の中へ放った。鍋にたっぷり入っている淡いオレンジ色の液体にとぷんという音を立ててカエルは沈んでいき、小さな破裂音とともに水色の煙が一筋立ち昇る。「あの……溶けちゃっ…
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