姪っ子スクールデイズ

小学生になった姪っ子に学校生活はどうだと聞いたら、「隣の席のしもじょうまさと君が学校に宝石を持ってきてるのぉー」などと言うのでどういう意味だとさらに尋ねたら、どうやらまさと君は男子特有の『なんかイイ形をした石、スゲェ綺麗病』に罹っているらしい事が分かった。

 

男子なら誰もが経験したであろう、たんなる形の整ったスベスベな丸い石を見て「これぜってー宝石ッ…!!」と確信してしまうおなじみの病気だ。あの恐ろしい病に俺は高校1年くらいまで悩まされたものだ。

 

しかし、そんな男子のロマンもリアリストの女子達には通用しない。なんと姪っ子は「だからねー、石なんか学校に持ってきちゃダメって、しいちゃんそれゴミ箱に捨てちゃったのぉー。そしたらまさと君泣いちゃったのぉー♪」と笑うではないか。俺は心の中でまさと君の魂に両手を合わせ、他にどんなお友達がいるのか聞いてみた。

 

すると彼女は「のうちかいと君はイケメンでー、たかむらおうし君は面白い人だけどすぐ顔とか声とか忘れちゃうのー」と、6歳にしてすでに男を顔の優劣で判断している事を教えてくれた。面白いだけじゃ、記憶の片隅にすら残らないのだ……。

 

さらに「1年1組にはゴリラのモノマネをするとすっごく似てる子が2人もいるのぉー!!」と、目をキラキラさせて教えてくれた。やはりゴリラネタは強い。

 

とりあえず学校生活が楽しそうで、何よりである。

 

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▲ 姪っ子とデートをした際、公園じゅうに描き殴った落書き。こんなんで爆笑してくれるんだからチョロいもんである。