無職日記 4月5週

世間はGWに突入し浮かれているが、無職の俺は昨年11月から人生のゴールデンエイジ入りしているのでありがたみもクソもない。どちらかと言うとゴールデン気分が相殺されてブロンズに降格したような気分である。

 

 しかし冗談めかして友人にそう言ったら「職もない上にGWの予定もこれといってないんだからブロンズすらおこがましいだろw ブラックウィークが1番しっくり来るんじゃね?」 と笑われた。

 

ブラックウィーク……。

 

確かにメッチャしっくりくる。

 

【無職日記 4月第5週】

 

【4月24日(日)】常に恋愛を求め、恋愛してないと精神的に落ち着かない人の事を『恋愛体質』と呼ぶと知り理解に苦しんだが、恋愛を無職に置き換えたら完全に納得がいった。実は明日は無職後初の採用面接が控えているのだが、俺には生涯無職でいたいという強い想いが胸にある。これが、無職体質である。

 

【4月25日(月)】面接へ向けスーツを着ただけで自信が生まれるのは何故だろう? 鏡に映るスーツ姿の自分は威厳すら感じさせ、ひょっとして俺は無職ではないのか……?と錯覚すらする。が、面接官の「退職後から現在までのブランクは求職活動に使っていたのですか?」の質問で現実に。誤算……スーツを着ても、無職は無職なのだ。

 

【4月26日(火)】無職になってから筋トレに目覚める人は意外と多い。不毛な日々の中でも達成感が得られやすいからだ。俺も朝から晩までヤケクソでボクシングを続け、体脂肪率は7%台に到達。ライザップなど必要ない。体を鍛えたいなら無職になればいいのだ。 君もどうだ?

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【4月27日(水)】車内アナウンスに反応した男の子の「ソープ快速線、発射〜!」の叫びにお父さんが「ソ、ソープじゃなくて総武な!?総武快速線、発車!」とドギマギしていて同車両に乗り合わせた男達がニヤリ。いくつだろうと関係ない。男はいつだって心に夢を抱えているのだ。

 

【4月28日(木)】ギャル達が「あたし犯罪だけは無理だな〜。捕まったらテレビでスッピン晒されるとかキツ過ぎw」「えー? どゆ事?」「だってよくやってるじゃん?犯罪者の素顔に迫るとかって」「あ〜、全国放送でスッピンはヤバイよねー」と話していた。スッピンて犯罪の抑止力になっちゃうのかよ。

 

【4月29日(金)】友人を自宅へ招き飲み会。各自お酒やつまみを持って来てくれたので節約になっただけでなく、余った酒やお菓子は「あげるよ」と置いて帰ったので贅沢品が一気に増えた。定期的なパーリーは無職生活を送る上での大切な資源となる。無職こそパーリーピーポーになるべきなのだ。

 

今週の総括

良質な筋肉は無職がつくる。