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トイ・ストーリー

雑記雑文

あれは俺の股間周りに針金のような毛が生え揃う前の事だから、5〜6歳、あるいは7〜28歳くらいの頃だったと思う。


現在の俺が夜のおもちゃに夢中になっているように、当時の俺は昼のおもちゃ……つまりファミコンに夢中になっていた。


俺には両親(SEXをして俺を生んだ人間達の事だ)を連れ立ってよく足を運んでいたおもちゃ屋があったのだが、そのおもちゃ屋の店主はいつ行っても小さなブラウン管テレビで「スーパーマリオブラザーズ」をプレイしていた。店内にはそんな店主のプレイを見ようと、子供達が集まっていたものだ。


仕事そっちのけでマリオをプレイし続ける店主の姿は、陰毛が生える前の俺の目に理想の大人像として映った。「おもちゃ屋になれば1日中ゲームをしてられるんだ!!」当時の俺はそう考え、おもちゃ屋という職業に強く惹かれたのだ。


振り返ればあの店主の親父はずいぶんテキトーな接客をしてたもんだよなぁとも思うが、しかしゲームの実演というのは結構効果があったように感じる。ファミコンを持っていなかった子供達はキラキラした目でブラウン管に釘付けになっていたし、すでにマリオを持っていた俺もオヤジのプレイを「俺ならもっとスマートにクリボーを殺れるのに……」などと評価しながら眺める事が出来て楽しかった。


今の時代はおもちゃ屋はほとんど姿を消し、ゲームショップも激減しているが、しかしヨドバシに行ってもあの日のオヤジのように夢中でゲームをしている店員などもちろんいないワケで、俺はそれを少々寂しくも思う。ゲーム屋にはゲームをメッチャ楽しそうにプレイしてる大人が必要だと思うのだ。子供というのは案外、大人が夢中になっているモノに興味を惹かれるものである。


同じ事は現在の俺が主戦場とする夜のおもちゃ売り場……すなわちアダルトショップにも言えると思う。


もしもアダルトショップで店員のおっちゃんが食い入るようにAVをむさぼり見ながら怒濤の勢いでTENGAを上下させていたら、中高生達は「アダルト屋になれば1日中AVを見られるんだ!!」と感動するだろうし、すでに思春期を終えた俺のような人間も「俺ならもっと激しくシコれるのに……」などと評価しながら楽しむ事が出来るだろう。


大人が夢中になっている姿を見せ付ける。


それは子供達が成長する上で、とても大切な事なのだ。