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さらば愛しき痴女よ

ノスタルジー 雑記雑文

年末恒例の『流行語大賞』が発表され、お笑いコンビ・日本エレキテル連合「ダメよ〜、ダメダメ」が年間大賞に選ばれた。その一報を受け、俺の脳裏にはある友人の悲しいエピソードが甦った。


それは友人が痴女系の風俗店へ行った際の出来事であり、従ってこれから書かれる卑猥な文章を避けるためにも、18歳未満の健全な少年少女らはすぐさま「ほぼ日」やら「XVIDEOS」などの健全なサイトへ飛ぶなりしてほしい。あなたが18歳以上というのなら、すぐさま下半身を露出させ、ぜひ家の外でこの記事を音読していただきたいと思う。


もちろん、俺も怒張した肉棒でキーボードをメッタ打ちしながらこの文章を綴っているところだ。


それは友人にとって初めての『痴女系風俗体験』であった。いつもは価格の安さで店を選んでいる彼だったが、その日はパチンコで大勝ちしたため奮発したらしい。充実してるんだかしてないんだか分からない、本当にダメな大人の過ごす低クオリティな1日の典型である。


ネットで目星を付けたドスケベ店へ直行した彼は、己の股間と真摯に向き合ってこれから官能の世界へと導いてくれる風俗嬢を選び、指定されたホテルへ直行した。


ホテル到着から5分……部屋のドアがノックされ開けてみると、そこには先ほど友人と友人のコアが選んだ豊満な胸の痴女が腰をクネらせて微笑んでいた。さすがは高級店。店内パネルと寸分違わぬ、いや、それ以上の色香と美貌を備えた極上の嬢だ。「精神的にはその瞬間に1回イッていた」とは友人の弁である。


シャワーを浴びベッドへ移動した後、友人は文字通り骨抜きにされていた。


二人羽織のように体を密着させながら、痴女は背後から伸ばすローションを垂らした手で、友人の体を淫靡にまさぐる。「まだダメよぉ……?我慢なさい……?」風俗嬢の熱い吐息が友人の耳に絡みつく。「どうしたの……?熱くなってるわよぉ……?」淫乱なハンドの舞は、やがて友人のいきり勃つミシシッピーアカミミガメ(以下、亀頭と略)へとたどり着いた。


「あらやだ……あなたのコレ、ピクピクしちゃってるわよ……?」痴女のホットブレスが友人の耳の穴へと吐かれ、亀頭を両手でシゴきあげられる。友人はたまらず「ほ……ほっともっとおおぉぉぉ……!!」と声にならない叫びを上げてヨガった。


「ダメよぉ……?まだダメ……イクのは許さないわよ……?」なおも続く痴女の激しい亀頭責め。その熱い舌が友人の耳を舐め回し、繰り返し淫語を囁き続ける。プレイが始まって何分が経過したのか、時間の感覚が麻痺して分からない……。太ももへ這ったと思った痴女の手は、次の瞬間には睾丸を舐め上げるように滑り、すかさず亀頭を擦りに戻る。こんな事がたった10本の指で可能なのか……!? 友人は痴女の焦らしプレイに必死に耐えた。


「ダメよぉ……?まだダメ……」シゴく。
「ダメよ……まだダメ……!!」激しくシゴき続ける。
「ダメよ!!まだダメ!!!!」グッチュグッチュという卑猥な音が部屋中に響き渡る。


友人の我慢も限界に達していた。

が、激しい上下動を繰り返していた痴女の手は突如止まり、続けて信じられない言葉が友人に投げつけられた。



「ダメよぉ〜ダメダメ!(笑)」



それはこれまでの淫語とは全く異なる声音の、いわゆるモノマネであった。何を思ったのか、痴女は流行りのお笑いネタをプレイの最中にブッ込んできたのである!!!


「ふぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーッ!!!!!」


部屋中に響くその絶叫は、我慢に我慢を重ねた限界状態の友人が発した昇天の叫びであった。



「んもぉ(笑)いじわるしようと思ってモノマネした瞬間にイッちゃうんだもん」と笑いながらティッシュで後始末をする痴女。「あの時シゴいてなかったのにイッちゃったから、びっくりしたわ。そんなに日本エレキテル連合さんで感じちゃうの?(笑)」プレイ後の軽快なトークをしているつもりの痴女は、友人の心がズタズタに引き裂かれ、もはや修復不能である事になど気づく様子がない。


「2回戦、する?」サービス精神旺盛な痴女の誘いも、虚ろな目で壁の染みを見つめる友人の耳には届かない。彼の頭の中には、いつまでも痴女の放った至高のギャグ「ダメよぉ〜〜ダメダメ!(笑)」が鳴り響くのであった……。



……そんな痴女との思い出話を俺が友人から聞いたのは、ちょうどテレビに日本エレキテル連合が映った時だった。

「チャンネルを変えてくれ……」そう力なくつぶやいた彼の濁った瞳は、今も俺の脳裏に焼き付いている。


以来、友人は元のしがない安風俗通いへと戻ったのだが、プレイ開始前には必ずこう頼むクセがついたという。



「手コキと言葉責めは、結構です」



〜Fin〜