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井上尚弥 × オマール・ナルバエス

雑記雑文

年末のボクシング興行が恒例になっている昨今。今年も各興行のカードが出揃ったが、注目はもちろん『井上尚弥 × オマール・ナルバエス』のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチである。


ナルバエスと言えばボクシングファンなら誰もが知る強豪選手。これまでにフライ級王座を16回防衛、スーパーフライ級王座を11回防衛している名チャンプだ。唯一の敗戦はスーパースター、ノニト・ドネアとの一戦だが、相手がドネアでは仕方ないといったところ。それでも全盛期のドネア相手にフルラウンド戦ったのだからたいしたものだ(防戦一方ではあったけれど……)。


井上が2階級上げていきなりこの怪物クラスのチャンプに挑むのは正直無謀とも思えるが、元々減量がキツそうな体だったし、バンタム級OPBF王者・岩佐とスパーでやり合ってる事を考えたらパワー差はそれほど心配しなくてよいのかもしれない。


試合展開を予想すると、カギを握るのは井上のスピードだと思う。鉄壁のブロッキングを誇るナルバエスのガードを崩すのは並大抵の選手では出来ない。おそらく井上でも厳しいのではないか。真正面からではなく得意のサイドからの攻撃を絡めつつ、スピードで翻弄しカウンターでポイントをピックアップしていく……そんな展開が好ましいが果たしてどうか。前述のドネアがナルバエス相手にかけていたスピード差から生まれるプレッシャーを、井上もやってのけられるのかどうか……。名王者ナルバエスもすでに39歳。タフな試合になるのは間違いないけれど、付け入る隙はあるかと思う。


ビッグマッチとは言えテクニシャン同士の一戦なので、なんだか塩分も高めになりそうなこの試合。年の瀬の茶の間が沸くかは正直わからない……。まぁそういう試合は八重樫が担当かな? とにもかくにも年末の世界戦ラッシュが非常に楽しみである。