ここ最近、15年間地下牢に幽閉されたのちに風俗店に放たれた猿のような調子でイギリスのバンド『Chvrches(チャーチズ)』の楽曲を聴いている。
小学生時代に「鼓笛隊」で鉄琴と太鼓を従えて派手にリコーダーを吹き鳴らしていた俺には『Chvrches』の楽曲は少々退屈にも感じられるのだが、彼らのエレクトロサウンドはなかなか耳馴染みがよく、そのポップセンスには寝起きにアリゲーターに耳を噛みちぎられるようなきらめきを感じもする。鉄琴と太鼓がいればもっと音に奥行きが生まれるのではないだろうか。
しかし俺にとって『Chvrches』の最大の魅力は、なんと言ってもボーカルのローレン・メイベリーちゃんである。彼女を初めて見た瞬間、俺は時速500kmで飛んできたやかんが後頭部にめり込むような衝撃を受けながらこう確信したのだ。
「人類で一番カワイイッッ!!!」
それ以来、俺は『Chvrches』の……というかほとんどメイベリーちゃんの虜となったワケだ。天使のようなルックスはもちろん、大学では法律を専攻し、ジャーナリストの修士号も持つという才女な一面もベリークール。バンドは昨年デビューアルバムを発売したばかりなので、これからのメイちゃんの活躍に期待大ッ!!!
地球に生まれて本当に良かった。